No14「改めて・・・自分らしさについて」
*先日あるイベントに参加させてもらった時のこと。
そのイベントの中でアスリートの「セカンドキャリア」にまつわる話があった。
アスリート(特にプロスポーツやオリンピック選手など)にとって、避けて通れないのが
「引退」そして「セカンドキャリア」である。
多くのアスリートは早い段階(人生の中)で「セカンドキャリア」を歩むことになる。
それ自体はある意味致し方ないことなのだが、そこでその後の人生や、キャリア形成を
考える時に、「自分」や「自分らしさ」について迷い、悩むアスリートが多いという。
それまで「自分」を考えるときには、必ず「〇〇の」がついての「自分」だったが、ある
日を境にその「〇〇の」が消える。
例えば、「プロサッカー選手」の自分とか「オリンピック体操の」自分ということである。
小さいころから、その道一筋に努力を重ね、その道がそれまでの人生の全てであった人に
とって、この「〇〇の」はある意味、「自分らしさ」や「アイデンティティ」を考える全て
だったということで、それが外れて「自分」なった時に迷い、悩むのだという。
振り返って、アスリートに限らず、全ての人にとって「自分らしさとは」というテーマは、
とても深く、大切だと感じるとともに、「キャリア」にかかわる私たちキャリアコンサル
タントの役割や、存在意義は重要なのだと感じる話であった。
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